一般に、風俗業で働く人は賃貸住宅を借りるのが難しく、入居の申し込みをしても職業を理由として断られるケースが多いと言われています。
その理由はいくつか考えられますし、また家主の考え方もそれぞれ異なりますが、よく聞かれる理由の1つに、「近隣とのトラブルを引き起こすおそれがあるから」というものがあります。
風俗業は夜間に営業しているところが多く、そこで働く人たちは帰宅が深夜や早朝に及ぶことがしばしばです。
その時間帯であれば、昼間働いている人たちや学生はたいてい眠りに就いています。
そのため、騒音がトラブルの原因になりがちです。
騒音と言っても、大音量で音楽をかけたりするといった明らかな迷惑行為ばかりではありません。
車で帰宅した時のエンジン音、入浴時に水を使う音、場合によっては室内を移動する際の足音でも、安眠をさまたげてしまう原因となることがあります。
木造アパートや古い賃貸マンションなどは生活音が外に漏れやすいため、特にこうした問題が生じがちです。
風俗で働く方が賃貸に居住する中でトラブルになりやすいこととしてよく挙げられるのが、生活リズムの違いが原因でご近所関係と波風が立ってしまうことです。
昼間に働いて夜に帰宅するという一般の方々と違い、この仕事の場合は夜の時間帯に勤務します。
当然、夜中や朝方に帰宅することになるので、一般の方々が眠っている時間帯の騒音や生活音がトラブルになるケースが懸念されます。
また男性との交流も多いことが予想されるので、誰だかよく分からない男性を部屋に招き入れたりするのではと、近隣の方が気にすることも少なくないようです。
こういったイメージがあることから、不動産屋さんで職業を言った途端に断られてしまうということが往々にしてあります。
未然に防ぐには、生活リズムが似通っている人が多く居住している賃貸物件を探すのが良いかもしれません。
たとえば繁華街の近くではそのような物件が比較的見つかりやすいです。
水商売や風俗のお仕事をされている方が多く住んでいるからです。
逆に言えば、繁華街から離れた住宅街や、学校が近くにある場所などは物件を見つけにくくなります。
◎2025/04/11
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